健康経営宣言

当社は、社員が心身ともに健康で働ける職場を目指しており、

Our company is aiming to be the company where our employees work with mental and physical wellness.

定年後も元気でやりがいを持って働き、
豊かな人生送ることを願っています。

We wish they have a great life working healthy and having good motivation not only before retirement age, but also after the age.

また家族にとっても健康は大変重要と考えます。

Employees health is also very important for their family.

豊臣機工は社員とその家族の健康づくりを積極的に支援し、
健康保険組合と

Toyotomi actively supports to build their/their family's health, and

連携した『健康増進・疾病予防活動』に取り組むことを宣言します。

declare that we work to "health promotion and illness prevention" cooperating with Health Insurance Society.

当社の健康経営の基礎となる考え方

  • 1. 健康経営の実践に向けた環境を整備します。

    We improve the environment for Health Management

  • 2. 社員の健康課題の把握と施策を実施します。

    We grasp employees health problem and execute the policy

  • 3. 社員の心と身体の健康づくりを強化します。

    We strengthen building employees physical and mental health

  • 4. 社員の家族の健康管理を積極的に推進します。

    We actively promote employees and their family's health care

  • 5. 受動喫煙対策を実施します。

    We work to prevent passive smoking

    ※2025年5月 会社敷地内全面禁煙化、健保組合目標の25%まで削減

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健康経営の実践に向けた環境整備

当社は、従業員とその家族の健康こそが経営の基盤と捉え、従業員が長期にわたりスキルを 発揮するために産業医、健康保険組合、労働組合等と連携し、効果的な健康保持・増進に向けた 活動をしています。またトップ自ら従業員の健康状態を把握し、 健康経営の持続的な改善を図っています。

健康経営推進体制

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社員の健康課題の把握と施策

1.社員の健康づくりのサポートを実施

外部と連携した健康管理の意識付と情報発信

自身の体について知り、興味を持ち、健康に向き合うきっかけづくりを目的に、取引先と連携して健康測定を実施。自身の実態を知ること以外にも、測定結果を同僚と共有する等、コミュニケーション活性化にも繋げています。

【実施回数】 本社工場4回 額田工場2回 いなべ工場2回 桑名工場2回

  • 肌年齢、血管年齢、骨密度測定の様子

【実施後アンケート結果】

参加理由として、「自分の身体が気になったから」と回答した方が半数以上でした。また、「生活習慣を改善しようと思った」「健康を意識してみようと思った」という感想も多数あり、従業員の健康づくりのきっかけになったと考えます。

ベジチェックの実施

従業員自身の食生活見直しや高血圧者、高脂質者、肥満者などの割合を減らすことを目的に、手のひらで簡単に、野菜摂取レベル、推定野菜摂取量を測定できる機械を導入しました。
日々の食生活を見直すきっかけとし、野菜摂取量増加支援を行っています

健康セミナー実施による健康意識の向上

健康セミナーでは、「いきいき健康プログラム」と題して、50歳以上の従業員を対象に定年後もいきいきと過ごせる様、健康について講義と実際に基礎体力測定を行っています。運動機能向上や結果で見えた課題を自宅で簡単にリカバリーできる運動メニューを紹介し、皆さんの意識改革に繋げています。

  • 健康セミナー、体力測定の様子

【セミナー実施後アンケート結果】

参加者の約7割の方に、「家でも実践できそうなメニューがあった」「出来る事から少しずつやっていいきます」と回答いただきました。

女性社員、管理監督者向け健康教育とイベントの実施

女性の健康管理セミナーでは、女性従業員、管理監督者、双方のヘルスリテラシー向上の為、女性特有の健康問題について、女性ホルモンの基礎について等、外部講師による講義を開催しました。また、乳がん触診キット体験イベントを設け、女性社員だけでなく男性社員にも、自分自身やパートナーの身体の異変に気付けるよう体験してもらいました。その他にも、健康保険組合と連携し、婦人科健診を積極的に受診するよう呼び掛けたり、社内報や社内ポータルサイトを活用し、がんについて知るための情報提供を定期的に行っています。さらに、女性医療スタッフによる相談窓口も設置しており、女性従業員が相談しやすい環境をつくっています。

【実施回数】 本社工場4回 額田工場2回 いなべ工場2回 桑名工場2回

  • 乳がん触診キット体験

【セミナー実施後アンケート結果】

「女性から直接聞けない内容が聞けて、大変勉強になりました!」「月経トラブル時の痛みが軽減した気がします」「対処方法が分かり楽になった!」という声が上がりました。

女性の健康

女性の健康支援サービスとして、カウンセラーによる無料健康相談や無料AMH検査が利用できます。少しでも女性として抱える問題を減らし、女性が健康で過ごしやすい環境作りに取り組んでいます。
また、男性にも女性特有の健康問題の理解を深めています。

健康表示

従業員一人ひとりに、日常から健康を意識してもらう為に、自動販売機の飲料にカロリーを表示したり、食堂に「ヘルシー弁当」を設け、成分表示を掲示しています。

  • 成分表示

社内健診時の健康情報発信

従業員が集まる社内健康診断時には健康ブースを設け、脂質や糖代謝などに関する展示などを行いました。従業員の健康意識を高 め、意識改善へと繋げています。

  • 健診時の健康ブース

  • 肺がんモデル

ジュースに使用されている砂糖の量を実際に見てもらったり、身近な食べ物のカロリーを表示し、食べすぎ・飲みすぎ防止対策の展示も行いました。

カロリー、糖分表示

2.生活習慣病の予防と改善

健診結果に基づく医療スタッフによる保健指導・受診勧奨

健康診断の結果、所見があった従業員に対して保健師による保健指導を行い、耳を傾け、寄り添いながら重症化予防のためのサポートに取組んでいます。また、病院受診が必要な従業員については、保健師から個別に受診を促す手紙を配布し、二次検査の受診状況を確認したり、細やかなフォローを実施しています。

健康保険組合主催によるヘルスマチャレンジの実施

健康で元気な生活を送るための生活習慣定着が目的とした、健康保険組合主催の「健康づくりキャンペーン(ヘルスマチャレンジ)」で食事・運動・歯について、毎年9月~11月の3ヶ月間、全社一丸となって取り組んでいます。2023年度からアプリを導入し、スマホにて実施しています。
チャレンジとは別に、「歩活!チャレンジ」と題した社内ウォーキングイベントも2回/年開催しています。

社内ウォーキングイベントの実施

2023年度から導入したアプリを利用し、「歩活!チャレンジ」と題した社内ウォーキングイベントを3回/年開催しています。目標歩数を設定して、目標達成者には景品を付与しています。1日の運動活動量を増やし、運動習慣定着を目標としています。
また、実施後のアンケートの回答からも、参加者の今後の意識変化が感じられる取り組みとなりました。

【イベント実施後アンケート結果】

「エレベーターではなく、階段を使って行動するようにしたい」や、「近場の移動は徒歩にする」などと回答をいただけました。

社内報などによる情報提供

社内報に「ToyoTube ヘルシーチャンネル」という医療スタッフ専用のページを設け、健康に関する情報を掲載し、従業員の健康な体づくりをサポートしています。また、定期的(3ヶ月目途)に医務室から健康情報を発信しており、食堂や事務所内に掲示しております。

3.生産性向上に関する取り組み

SAS検査の実施

健康診断結果等から睡眠時無呼吸症候群 (SAS)のリスクが疑われる従業員に対し、外部機関と連携して睡眠時無呼吸症候群のリスク計測を実施しました。リスク計測後、高リスクと判定された場合、専門クリニックを紹介し、医療機関の受診指導を行いました。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)が引き起こすリスクとして健康 産性 安全に関するリスクの増加が挙げられます。そのため、早期治療で、早めの改善を促しました。
従業員がより良い睡眠をとり、生産性向上に繋げるために活動を行っています。

睡眠セミナーの実施

睡眠セミナーでは睡眠の質を向上し、仕事への生産性を上げるため外部講師によるセミナーを実施しました。従業員の睡眠に関する悩みを軽減し、意識改革に繋げています。

【セミナー実施後アンケート結果】

「睡眠に対する理解が深まった」「今後実践していきたい!」と回答していただけました。

ウェアラブルウォッチの導入

当社では日ごろから運動をし、運動習慣を定着してもらうために活動量(歩数・消費カロリー・歩行距離・運動時間)や睡眠モニター機能(睡眠管理や・心拍数、ストレスレベル)を測定することができるウェアラブルウォッチを提 供しました。
ウェアラブウォッチを利用することで、スマホをもっていない方でも気軽に参加でき、運動習慣を定着することができます。従業員が運動習慣を身につけ、少しでも生活習慣病にかかるリスクを低減できるよう取り組みました。
歩数について伸び悩む時や目標を達成してしまった人には、面談等を行いアドバイス支援を行いました。

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社員の心と身体の健康づくりを強化

メンタルヘルス

  • 管理監督者層向けにラインケアの教育実施
  • ストレスチェック実施
  • 医療スタッフによる復職支援体制の確立
  • 多残業者へ医療スタッフによる面談ケア

当社は、従業員自らストレスに気づき、メンタルヘルス不調の未然防止を目指しています。また、上司が部下の不調を早期に発見し対応ができるよう、管理監督者向けにラインケアの教育を行っています。部下への適切な対応を学び慎重にケアするよう心掛けています。病気を発症してしまい休職される方へリーフレットをお渡しする等、産業医や医療スタッフと連携して復職支援に取り組んでいます。

面談

  • 新入社員面談

毎年6月頃に新入社員を対象とした保健師による体調確認面談を実施しています。
面談では、体調確認に加え、ストレス対処方法の提案、睡眠指導など、社会人として働く上で必要な健康に関する情報提供をしています。
また、女性社員には、女性ホルモンや婦人科系疾患の情報提供を実施しています。

  • 健康相談

電話、メールで健康について保健師に相談できる窓口を設置しています。
必要な方に継続的なフォロー面談の機会を設け、健康な状態で働けるように支援しています。

健康診断

当社では、35歳以上の従業員は年1回の定期健康診断の受診を、

①人間ドック(基本コース) ②事業所健診のどちらか選んで受診できます。
事業所健康診断の受診可能項目を拡充させ、前立腺がん、胃がん、大腸がん等のがん検診も会社負担にて導入し、人間ドック(基本コース)同等の検査を受けられる環境を整え、がん検診の受診率向上に尽力いています。

重症化予防

健診結果に基づく医療スタッフによる保健指導

健康診断の結果より特定保健指導の対象となった従業員のほぼ全員へ
保健師による保健指導を実施しています。
また、若年からの生活習慣改善が重要と考え、特定保健指導の対象外である
40歳未満の従業員に対しても保健指導が必要な場合は実施をしています。

健診結果に基づく医療スタッフによる受診勧奨

健康診断の結果から医療機関受診が必要な従業員へ保健師より受診を促す手紙を
個別に配布し、受診の結果を確認しています。
未受診が続く従業員に対しては産業医や保健師による受診指導面談を実施し、
医療機関受診に繋がるように支援しています。

事業所歯科健診

当社では、診療所歯科健診を健保の補助にて年度1回まで無料で受診可能です。
しかし、下図データのように従業員の歯科健診未受診者が多い事、また、その理由として「面倒」という回答が多い事から、事業所歯科健診を導入しました。
健保負担の歯科医による歯科健診+歯科衛生士による簡易説明に加え、当社負担にて、歯面清掃(前歯部のみ、一部歯石除去あり)も行い、歯科健診後は、受診勧奨フォローを2回実施していきます。従業員からも好評の為、セルフケアの意識向上も期待し、今後も継続していきます。

健康グッズの配布

2024年度2回目は、1回目のアンケートから、睡眠に関連したグッズ、リラックスグッズを希望される方が多かったことから、3月14日の世界睡眠デーに合わせて蒸気でホットアイマスクを全従業員に配布しました。

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社員の家族の健康管理を積極的に推進します。

1.感染症予防と健康診断

  • 健保組合と連携した扶養家族向け巡回健診の案内と受診勧奨
  • 組合協賛イベントでの健康測定ブース設置

健保組合と連携した扶養家族向け巡回健診の案内と受診勧奨

扶養家族のいる従業員を対象に健保組合主催の扶養家族向け巡回健康診断に関する案内を1年に2回、配布し健診受診を促しています。家族の健康管理ができるような取り組みをしています。

健康測定ブース

当社にて毎年開催のサマーフェスティバルでは、労働組合・取引先と連携し、社員のご家族向けに健康測定イベントを実施し、多くの方に体験していただきました。

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受動喫煙対策を実施

受動喫煙防止

  • 2025年敷地内全面禁煙
  • 社内禁煙応援企画とし禁煙チャレンジを実施し、卒煙者への報奨金進呈
  • 健康保険組合と共同で「脱たばこ作戦!」を実施
  • 健康保険組合、豊臣補助によるオンライン卒煙プログラム費用のサポート
  • 安全衛生委員会、社内ポータルサイト等を活用した禁煙に関する情報提供
  • 代表からチャレンジャー家族へサポート依頼の手紙送付
  • タバコに関するセミナーの実施

また、社内での禁煙応援企画として「禁煙チャレンジ」キャンペーンを実施しています。禁煙外来にて掛かった費用を全額会社負担。また、希望者には禁煙ガムを配布し、喫煙者の禁煙をサポートしています。さらに喫煙者と非喫煙者がペアとなって参加できる制度を導入。禁煙達成者とそのサポーターには社長表彰と併せて報奨金を社長直々に贈呈し、卒煙者を社内報にて紹介しています。

  • 社長表彰の様子

タバコ、がん予防セミナーの実施

2025年から当社では、敷地内全面禁煙となりました。それに関連し、タバコが体に及ぼす影響などを理解し、禁煙活動に繋がるよう、外部講師を招きセミナーを実施しました。

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その他

健康経営に向けた現状把握

  • 健康習慣アンケートの実施(1回/年)

全従業員に対して、健康習慣のアンケートを実施し、7つの生活習慣、仕事満足度、ワーク・エンゲイジメント等の実態を把握しています。これらの結果を基に諸施策を検討、実施し改善に繋げています。

労働安全衛生

月1回の安全衛生委員会にて、発生した災害、疾病、健康障害の原因及び再発防止に関すること、従業員の健康維持促進に関する事業場の安全衛生、健康施策について審議、意見集約を行い、全従業員に周知しています。また、当社では、快適な職場環境の形成を促進し、職場力の向上を図ることを目的とし、労働安全衛生管理規定に基づく安全管理・健康管理の階層別教育を実施しています。教育の中で、リスクアセスメント教育なども実施し、リスク管理活動を行っています。毎月、各部から提案を出し合い、リスクアセスメント、リスク低減に努めています。

働き方について

  • 有休取得促進の活動
  • 労働時間短縮の活動
  • あんしん休暇の付与

当社では、労働組合と連携し、14日/年以上の年休取得を奨励しています。また、長時間労働の時間管理やインターバル制度、フレックス制度を導入し、従業員が健康で働き続けることができるよう努めています。超過残業者には、産業医、医療スタッフによる面談等でケアを行っています。 その他、生理痛が著しく出勤が困難な社員の為、生理休暇を12日/年取得可能にしています。

リモートワーク制度の拡大

業務の効率化及びSGDs推進や、通勤時間削減による従業員の負担軽減、及びワークライフバランスの向上を目的とし、多様な働き方の一つでもあるリモートワーク制度を2024年11月に導入しました。
第一ステップとしては対象者を会社に来たくても来ることができない者に限定していました。しかし第二ステップとして2025年5月から「事技部門、製造技術員室のフレックス対象者」にも拡大しました。
このように従業員の働きやすさやワークライフバランスの向上を目指し、取り組んでいます。

感染症対策

全従業員対象にワクチン接種費用を全額会社負担でインフルエンザワクチン職域接種を実施しています。
接種率を向上させて社員の健康を守り、社内での感染拡大を防ぐことで健全な生産活動維持を目指します。消毒器、ウイルスバスターの常設、定期喚起、また産業医による手洗いの重要性と正しい洗い方について指導していただき、感染拡大防止に努めています。

  • 全従業員を対象にしたインフルエンザや
    コロナワクチン接種の実施

  • 感染拡大防止の為の基本対策実施

健康経営に関する認定

健康経営優良法人2025に認定されました。
昨年に引き続き、4年連続の認定となります。